(旧)週間買った本

2013年まではてなダイアリーに書いたもの。

局地的『童夢』論ノート

さて、一応「取材」も終わって資料は手元にそろった。しかし論の展開が 1.この作品内でこうした舞台がこう作用している…という作品論 2.実際の場所に作品内での姿を重ね合わせそこについて語る…という団地論(?) 3.作者がどのように創作したかを論じ…

(3)

どの場面が当の団地かというのは住んでいた人間にはすぐ分かるからいいのだが、かえってそうでない(棟が平行に並んでいる、など)ところに注意が必要だと感じた。当然その背景が必要だから使われているわけで、その効果も(議論の主張からは離れるが)明確…

(2)

1:芝園団地がモデルという証明。作品と写真の同じショットを並べて見せる*1。一方明らかにそれと異なるショットも引用。作画上の工夫を見る。 2:舞台がこの団地でなければならないという主張。作品の流れにこの団地の固有の特徴が必要なこと:閉鎖性:工…

(1)

そもそもノートなのだからこんなところに書く必要はないだろうが、実際に仕上がるのはいつだか見当がつかないので、書き次第貼り付けておく。 大友克洋 1983 ISBN:4575930326 『童夢』は大友克広の名作(日本SF大賞受賞作ということから出世作かもしれない)…