(旧)週間買った本

2013年まではてなダイアリーに書いたもの。

2003-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『漱石を売る』

出久根達郎、文春文庫、1995古本屋によく通う私にとって、外出先で少し時間のあるときに読むうってつけの本だった。適度に感情に作用し、頭の働きに役立ち、少し役に立つ情報もある。だから過度に没入せず、周りに配慮しつつ読めた。

『プールサイド小景・静物』

庄野潤三 新潮文庫。 まだ冒頭の短編「舞踏」のみ。1950年に発表。わざわざ西暦にしてみたが昭和25年のほうが明らかにしっくりくる。読んでいて成瀬巳喜男の『めし』*1を思い出した。 結婚5年目で長女が3歳、夫は安月給の市役所勤め、そこに起こる夫…

『歌舞伎キャラクター事典』

荒俣 宏、いまいかおる・絵、1987、ISBN:4403220304 読むというより引いて使う本だが、今まで使える所に出していなかったので、つい色々読んでしまった。ひとつのキャラクターに荒俣宏のひとこと紹介、人物、物語、歴史、名科白、雑(学)などの項目とか…

和登サンは出ない

講談社の雑誌タイプのコミックスの『三つ目がとおる』も、もう9冊目。8月20日発売の「イースター島航海Ⅱ」は、初出「週刊少年マガジン 1976年10月3日号〜12月26日号」となっている。 文庫で読むより絵が見やすいし、割安ではと思って買い出し…