(旧)週間買った本

2013年まではてなダイアリーに書いたもの。

さて、一応「取材」も終わって資料は手元にそろった。しかし論の展開が
1.この作品内でこうした舞台がこう作用している…という作品論
2.実際の場所に作品内での姿を重ね合わせそこについて語る…という団地論(?)
3.作者がどのように創作したかを論じる…作家論
の三方向に分かれてしまいそうになっている。1は手堅いのだが、分析的になってしまって面白くない面がある。2は目新しいし個人的には一番興味深いのだが、もっともマニアック(対象として想定される読者が少ない)で、散文的になってしまう可能性もある。3はもっともマニアックでなく、広がりがあり、1、2にも含まれる要素であるのだが、私の手に余るようにも思う。当然作者の広範な作品(今度の新作も含む)への言及が必要になるし、それは他の人の仕事であるようにも思う。
さて、そうすると・・・1を2で挟んで3は「『アキラ』以後のことを考えると…」などと付け加える、というのがいいような気がしてきた。