(旧)週間買った本

2013年まではてなダイアリーに書いたもの。

『Neko2』(ネコネコ)

ISBN:4091846912
岡崎二郎の作品だがまあネコが題材で、いかにも可愛い感じで、そんなに面白くないんじゃないかと思っていたが、やっぱりよく出来ていた。期待を裏切らない。どの作品でもすごいと思うのは、きっちりストーリーが作られていることである。その完成度、つまりきれいに各部分が結合し結末へと高まっていく、ということだけでなく、興味深い題材が納得のいく仕方で展開され結ばれていることが凄い。
作品について補足しておくと、猫語を喋れる女の子が主人公で、彼女が近所のネコとともにネコにまつわる事件を解決していく、というのが基本線。ちなみに細かな書き分けが必要なためか、ネコはあまり可愛く描かれていない。