(旧)週間買った本

2013年まではてなダイアリーに書いたもの。

大阪南港のサントリーミュージアム
ポーランドの至宝 レンブラントと珠玉の王室コレクション展
を見に行く。このあと所蔵のポスター展を行い、年内で閉館することになっている。
レンブラントの「机の前の学者」が一番見応えがあった。女性よりおじいさんを描かせた方が素晴らしい、ということもないではないが、「机」の台の上に置かれた、光の中の書き付けの描写が特に凄かった。カタログを拾い読みしたところ、この時期(1641年頃ということだろう)レンブラントはだまし絵的な効果に凝っていた、などの説明があった。隣に展示された「額縁の中の少女」で、下の額の外に手を描いているのはだまし絵そのものだろう。しかし「机の前の学者」の、「学者」の前に位置する「机」とその上の台、台から少し前にはみ出した書き付けのめくれあがった部分、それらが確かに徐々に前にあるように描かれているという立体感、存在感は、だまし絵的な効果などというものでは到底なかった。
ほかは当時カナレットに作成させた作品が5点展示されていて、建物の汚れた壁の描写などが、やはり素晴らしいと思った。
また、ミュージアムショップで過去のカタログなどを値引き販売していて思わぬ出費を強いられる。


GUNDAM 来たるべき未来のために展カタログ 2005 同展製作委員会

ART iT 季刊アートイット 2004夏秋号 特集:マンガを我らに!

そのほかアルチンボルドの絵葉書5枚など買う。