(旧)週間買った本

2013年まではてなダイアリーに書いたもの。

オシムの伝言

オシムの伝言

どうもまとまらないので箇条書き。

  • 本が出ていたことは頭にあったと思うのだが、少し値も張ることもあり後回しにしていた。サッカー批評(No.46)の宇都宮さんの書評を読んでからすぐ買ってきて読んだ。
  • この書評には一つ不満があって、最後の喪失感うんぬんは、オシムが後任者(の同業者)にどれだけ気を使っているかを考えれば、言って欲しくなかった。それにそうした類の後ろ向きの考えを乗り越えたからこそ、今の代表を前向きに捉えられるのではないか。
  • 連載していた月刊「みすず」、定期購読していてもよかった。
  • 去年の12月22日発行で今年3月15日に7刷はなかなかだ。
  • 帯の文言について、著者も同様に述べているが、「痕跡」はしっかり残っているし、残していきたいと思う人が多いのではないか。
  • 倒れてからの話が(非常に不本意だが)やはり読み応えのあるところで、今まで知らなかった話や、この時期になったから明かした(と思える)話がある。オシムと同様の、あるいはその意を受けたような気遣いがうかがえるようだ。
  • 通訳の打ち明け話という形の話はあまり読んだことがないので、「クライアント」との関係という面も興味深かった。