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- 作者: 千田善
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: 単行本
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- 本が出ていたことは頭にあったと思うのだが、少し値も張ることもあり後回しにしていた。サッカー批評(No.46)の宇都宮さんの書評を読んでからすぐ買ってきて読んだ。
- この書評には一つ不満があって、最後の喪失感うんぬんは、オシムが後任者(の同業者)にどれだけ気を使っているかを考えれば、言って欲しくなかった。それにそうした類の後ろ向きの考えを乗り越えたからこそ、今の代表を前向きに捉えられるのではないか。
- 連載していた月刊「みすず」、定期購読していてもよかった。
- 去年の12月22日発行で今年3月15日に7刷はなかなかだ。
- 帯の文言について、著者も同様に述べているが、「痕跡」はしっかり残っているし、残していきたいと思う人が多いのではないか。
- 倒れてからの話が(非常に不本意だが)やはり読み応えのあるところで、今まで知らなかった話や、この時期になったから明かした(と思える)話がある。オシムと同様の、あるいはその意を受けたような気遣いがうかがえるようだ。
- 通訳の打ち明け話という形の話はあまり読んだことがないので、「クライアント」との関係という面も興味深かった。